トップ > ねりまで富士登山! 富士塚特集
富士塚特集


富士塚とは
 富士山は、登拝すると御利益があると言われていましたが、金銭的、体力的に登拝するのは困難でした。そこで、富士山を信仰する集まりの富士講が、江戸時代中ごろから明治時代にかけて、各地に富士山に似せた「富士塚」を築きました。
 富士塚に登拝すると、実際に富士山を登拝したのと同じ御利益があると言われました。

富士塚にまつわるねりま人


2010年9月1日掲載
須藤一彦さん
(浅間神社総代)


富士塚ツアーガイド 有坂蓉子さん
2009年6月1日掲載
有坂蓉子さん
(富士塚ツアーガイド)
先日、富士山が世界文化遺産に登録されて、現地は大変な賑わいとなっています。
実は、練馬でも富士登山ができることをご存知ですか? 練馬区には富士山を模して造られた「富士塚」と呼ばれる塚が5基あります。(内1件は民家の敷地内にあるため、一般公開されていません)
それぞれ規模・碑・石像などに特徴があり、なかには決まった時期にしか登拝できない貴重な富士塚もあります。
この機会に是非、練馬で富士登山をしてみてはいかがですか。

下練馬の富士塚
 下練馬の富士塚は、浅間神社の境内に築かれた富士塚です。江戸時代に下練馬上宿、中宿の丸吉講により築かれたと考えられます。
 この富士塚は、高さ約5m、直径約15mあり、登山道には合目を示す石を置くなど本物の富士山を連想させる作りが特徴です。明治5年(1872)と昭和2年(1927)に修復工事をしています。
 現在も、7月1日には山開きが行われています。

下練馬の富士塚
住所/北町2-41 
江古田の富士塚
 江古田の富士塚は、江古田駅近くの浅間神社境内に築かれた富士塚です。江戸時代後期に小竹丸祓講(下練馬村・中新井村・中村・上板橋村の各講の連合)によって築かれました。通称「江古田富士」と呼ばれます。
 この富士塚は、塚の表面が富士山から運んだ溶岩で覆われ、高さ約8m、直径約30mと都内最大級の大きさで、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
 年3回の一般公開(正月三が日、山開きの7月1日、9月の第二土曜・日曜)の際に、登拝することができます。

江古田の富士塚
住所/小竹町1-59
入場可能日/1月1日~3日、
7月1日、9月の第2土曜・日曜
中里の富士塚
 中里の富士塚は、八坂神社の脇に築かれた富士塚です。築造時期は、石碑の年記や言い伝えなどから明治初期と推定されますが、江戸時代まで遡る可能性もあります。丸吉講によって築かれました。
 この富士塚は、高さ約12m、直径30mと規模の大きなもので、富士山のように1合目から山頂まではジグザグの登山道が整備されています。合目を示す石に沿って登頂すると36基の石造物を見ることができるのが特徴です。

中里の富士塚
住所/大泉町1-44
大松の富士塚
 大松の富士塚は、鳥居の脇に築かれた富士塚です。築造時期は不明ですが、配置される石造物から江戸時代の可能性があります。
 この富士塚は、高さ約3.7m、直径15mです。
 現在、講は消滅し、行事は行われていません。

大松の富士塚
住所/北町8-22