プロフィール
高橋正悦さん
大泉在住、農家の4代目、JA東京あおばブルーベリー研究会会長、高橋ベリーガーデン園主。昨年(2007年)に誕生した「ベリーガーデン1」に次いで、来年(2009年)には「ベリーガーデン2」をオープン予定。

ブルーベリー観光農園の
問い合わせ先
練馬区都市農業係
03-3995-1108
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練馬区の新名所
「ブルーベリー観光農園」が誕生

 練馬区が観光事業の一環として力を注ぐ「ブルーベリー観光農園」が昨年誕生しました。母体になっているのは、高橋正悦さん率いる「JA東京あおばブルーベリー研究会」。2004年に立ち上げ、3名だった会員も今や28名に。開園2年目となる摘み取りシーズンを目前に、高橋さんをたずねてみました。

 練馬でブルーベリーとは、どういう発想から出てきたのでしょうか?
「お客さまに畑に入ってもらって、楽しんでもらえるような農園を作りたい。そんな思いから、ブルーベリーがいいということで研究会を発足しました。また、練馬区は23区内で農地面積がもっとも広く、農家の人手を考えると、これを維持していくには大変な労力が必要となります。ブルーベリーは直接お客さまが来場して摘み取っていただけるので、こちらもありがたいです(笑)。何より新鮮なものを届けられ、お客さまの笑顔が見られるというのは、丹念に育てたことが報われる思いで本当にうれしいですね」
と、顔をほころばせる高橋さん。

 昨年、オープンした8園は、どこも予想以上に大盛況。高橋さんが経営する『ベリーガーデン』では、朝8時半の開園からわずか30分で、「本日は終了しました」の看板を出した日もあったそうです。その裏には、研究会のみなさんの頑張りやご苦労があったはず。
「農作物は気候や土壌で生育状態が違ってきます。どうすれば多くの実がつくか、栽培方法を専門家に聞いたり、他の産地へ出向いて情報交換や、販売、宣伝方法と勉強会を行なっています。ブルーベリーは乾燥に弱いので、水分の蒸発防止に木のチップを地面に敷き詰めたり、潅水チューブを設置するといった工夫も重要です。また、日光を好みますから、きちんと剪定をしていかないと、下の方の枝は日陰になって実が育ちにくくなります」
まるで我が子の成長を見守るかのように、手をかけてブルーベリーを育てています。



お客さまの喜びが、
作り手のエネルギーに


 「お客さまの中には朝食に使うからと毎回来てくださった方や、軽井沢までブルーベリー狩りに出かけていたのにこんな近くにあったの? と驚く方もいました。みなさんから笑顔でありがとうと言われると、こちらはもっともっと頑張らなくちゃと思いますよ」

 ブルーベリーの木は大人の身長ほどの高さで、上から下まで実がなります。ですから小さい子どもでも、手軽に摘み取りができるんです。木の種類はラビットアイとハイブッシュに大別され、さらに何種類もの品種に分かれます。それぞれ収穫時期が異なるので、数種類の苗木を栽培すれば摘み取り期間も2~3か月間に。

「ブルーベリーはほぼ無農薬で育てられますから、安心していただけます。中に含まれるアントシアニンという成分は眼の健康にいいようです。他にも老化防止、美容効果も高いそうですから、摘んで楽しく食べておいしい、体にいい! 練馬のブルーベリーを積極的に宣伝して、来年あたりはイベントを企画しようかと思っています」
と意欲満々です。

 大泉に生まれ育ち、農家の4代目になるそうですが、練馬の中でお好きな場所は? 
「豊島園とか石神井公園とか、緑のある場所がいいですね。子どものころは、石神井公園によく行って、ザリガニ釣りをしたり、池に落ちたなんて思い出もありますよ(笑)」

 今年は7月から16園が順次オープンする予定です。年々、規模が広がっていけば、「練馬産ブルーベリー」が有名になるのも、そう遠い将来の話ではないかもしれません。
「練馬区民も70万人を超えましたから、観光農園のブルーベリーが全部摘み取られてなくなるくらい、大勢の人に来てほしいです」

 高橋さんの願いが実現しますように。夏は早起きしてブルーベリーの摘み取りに出かけましょう!

(2008年7月1日更新)


高橋ベリーガーデン1の看板


こちらは来年オープン予定の
「ベリーガーデン2」。
木のチップと潅水チューブが
乾燥を防ぎ、若い苗木は
元気に育っています。


取材日の6月9日時点では
まだ青い実でした




おいしいブルーベリーを
見分けるコツは、
できるだけ色が黒っぽいもの、
引っ張ると実が簡単に取れることが
ポイントです。(2007年の様子)


こんなに収穫できました。
(2007年の様子)


摘んだ実をはかりにかけてお会計。
どの園も100g・200円です。
(2007年の様子)